Ansera購入判断コラム

賃貸と購入

港区の家賃相場はいくら?広さ別データと賃貸・購入の比べ方

港区の賃貸マンションの募集家賃を広さ別のグラフで確認。家賃45万円と1億5,000万円の購入例を使い、月々の支払い・初期費用・同条件の物件を比べる手順を解説します。

朝の光が入る住まいの玄関に引越し用の箱を置いた、住み替えを考える場面の生成画像
執筆株式会社Ansera 編集部購入判断コラム編集
監修酒井 裕株式会社Ansera 代表
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港区の不動産市場を読む|第2回

2026年11月6日確認。家賃は2026年11月1日の掲載物件を対象とする公表集計です。

「港区で借りると、毎月いくら必要? この家賃なら買った方がいい?」

まず希望する広さの募集家賃を見て、次に同じ駅・築年数に近い購入候補を並べましょう。区全体の平均家賃と、気に入った一戸の価格をそのまま比べると、住まいの条件がずれてしまいます。

この記事では、広さ別の家賃データから、候補を絞る方法と月々の比較例まで整理します。

1.港区の家賃は、まず広さ別に見る

ハウスコムが公表する港区の賃貸マンションの平均募集家賃は、次のとおりです。共益費は含みません。

港区・賃貸マンション広さ別の平均募集家賃月額/共益費別
30〜40㎡
19.6万円
40〜60㎡
28.2万円
60㎡以上
59.3万円
60㎡以上は、広さの上限がない区分です。
出典:ハウスコム(2026年11月1日掲載分)
公表平均値からAnsera作図

出典:ハウスコム「東京都港区の家賃相場」、賃貸マンション・専有面積別。面積区分は公表表記に従います。同サイトの掲載賃料の平均で、実際に契約した家賃や港区全体の全物件の平均ではありません。

特に「60㎡以上」は上限のない区分です。59.3万円をそのまま「70㎡ならこの家賃」と読み替えず、希望する広さへ絞る入口に使います。対象件数はこの表では確認できません。

この一時点の集計から、家賃の上昇率や、いま借りている部屋の次回更新額も決まりません。更新条件は自分の契約で別に確かめましょう。

2.借りる候補と買う候補、何をそろえる?

例えば「田町駅から徒歩10分以内、60〜70㎡、築20年以内」で暮らしたいなら、その条件の賃貸と売買をそれぞれ集めます。これは比較条件の例で、特定物件の募集情報ではありません。

同じ2LDKでも、50㎡と75㎡では暮らせる広さが違います。間取り名だけでそろえず、次を確認します。

  • 駅・徒歩分数、専有面積、築年数。
  • 階数・向き・室内状態と、ペット・駐車場など必要な条件。
  • 賃貸は管理費込みの月額と契約期間、購入は管理費・修繕積立金などの負担。

同じマンションで賃貸と売買の募集があれば、比較を始めやすくなります。その場合も、別住戸の眺望や改装状態は分けて確認します。

購入価格の妥当性は、第1回・港区の成約データと売出価格の比べ方へ。募集家賃と売買価格の大小だけで、買い時を決めないことがポイントです。

3.家賃45万円と、1億5,000万円の購入を比べる例

ここからは市場データとは別の仮計算です。広さ・立地などが近い候補を想定し、賃貸は管理費込み月45万円、購入は1億5,000万円とします。実在物件や銀行の金利提示ではありません。

購入は頭金3,000万円、借入1億2,000万円、35年・元利均等・ボーナス返済なし。年1.5%が一定の前提です。

毎月の支出 賃貸の例 購入の例
家賃・管理費/ローン返済 45万円 約36.7万円
管理費・修繕積立金 上段に含む 3.5万円
固定資産税等の月割り予算 ― 2万円
合計 45万円 約42.2万円

購入の例は月約2.8万円少ない計算です。ただし、頭金のほか、購入諸費用を仮に800万円と置くと、先に必要な自己資金は3,800万円。工事・引越し費用や、購入後に残す生活予備費は別です。

賃貸側も敷金・礼金・仲介手数料、契約に応じた更新料などを確認します。双方の保険料、駐車場代、購入後の設備交換費などは上表に含めていません。費用は見積もりで差し替えてください。

金利だけを年2.5%一定に変えると、購入側の合計は月約48.4万円です。これは借入時点から別の金利で計算した比較で、将来の金利予測や返済途中の変更計算ではありません。

月額が少ないことと、長期的に得をすることは別です。ローン返済には元金が含まれ、購入後には住宅と残債が残ります。何年後にいくらで売れるか、売却費用はいくらかまで置いて、賃貸継続と購入の判断方法で比較を進めましょう。

4.相場を見たあと、確認する順番

家賃の平均を見て結論を出すより、次の三つをそろえると、自分の判断に使えます。

  1. 今の住まい、借り替える候補、買う候補の条件と月額を並べる。
  2. 初期費用を払った後の預金と、今後住む予定の年数を確認する。
  3. 購入価格・管理修繕・借入条件のうち、資料で確認できていない項目を洗い出す。

いまの家賃が45万円でも、同条件で借り替える候補が40万円なら、購入と比べる相手は二つあります。「今の家賃を払い続けるか、買うか」だけに絞らず、借り替えも含めて見てください。

更新時期が近い方は、賃貸の更新前に購入するときの日程確認も役立ちます。

5.Anseraに相談するときは、何を送ればいい?

候補のURLと、次のような一言からご相談いただけます。

港区で60〜70㎡を探しています。今の家賃は管理費込み45万円です。この購入候補と、条件の近い賃貸を比べたいです。初期費用と毎月の支払い、追加で確認が必要な点を整理したいです。

まず資料で分かる条件を並べ、価格・管理修繕・資金計画で追加確認する点を整理します。候補が未定でも、希望の広さ・生活圏・月額予算から相談できます。

港区で借りる・買う条件を相談する

データと試算の範囲

家賃データは2026年11月6日に公表ページを確認。掲載対象日は11月1日で、募集条件の平均です。駅・築年・階数などをそろえた価格指数や、同一住戸の家賃推移ではありません。

月額試算は年利を12で割った月利による元利均等返済。管理費等・税金・諸費用は仮定で、金利・税制優遇・資産価格の将来変化を予測したものではありません。